【採点&寸評】鹿島3発快勝締め…鈴木優磨と師岡柊生が1ゴール1アシスト 2敗喫した町田に雪辱
◆明治安田J1リーグ▽第38節 鹿島3―1町田(8日・カシマ) 鹿島は町田に3―1で快勝した。得点は師岡柊生、樋口雄太、鈴木優磨。 採点と寸評は以下の通り。 中後雅喜監督【6・5】3勝3分け、無敗のまま監督を去る。来季はその手腕を、コーチとして存分に発揮してほしい GK早川友基【6・0】1失点こそしたが、危なげないプレーで安心感をもたらした。「2季連続フルタイム出場」の新たな称号を自信とし、さらなるスケールアップに期待 DF三竿健斗【6・0】中後体制6試合で流れの中から失点しなかった大きな要因の1つは、右サイドに「強さ」があったから。不本意だったかもしれないが、この日も「強かった」 DF植田直通【6・5】シーズン3420分のうち3419分に出場。ルヴァン、天皇杯も全試合出場で皆勤賞。黒川か、阿蘇か、山鹿か、どこか温泉にでも浸かって、1月7日ぐらいと予想していますが、来季始動までのんびりしていただきたい DF関川郁万【6・5】オセフンの高さ、エリキのスピードを減退させる巧妙な守備技術を発揮。実は右足がテーピングでグルグル巻きで、もはや皮膚よりテープの面積の方が大きい状態ということを、ぜひ知っていただきたいなと思います DF安西幸輝【6・5】今日も今日とて、パスで揺さぶり、縦に突っ走り、乱闘騒ぎ中にカメラ目線とらしさ全開 MF知念慶【6・5】1月下旬までFW3番手、トップ下で3~4番手の扱いだった。それが今や、今季のチーム内MVPと言っても異論は出ないだろう。あるぞリーグベストイレブン受賞 MF柴崎岳【6・0】スピードを緩めることなく、走路を直進しただけで足元にボールが届くスルーパスの質の高さは、ため息が出るほど。来季はもっと、そして序盤から、それを。新監督の期待も高いはずだ MF名古新太郎【―】前半15分で無念の途中交代。筋肉系トラブルか。大きなけがなくシーズンを消化してきただけに悔やまれる MF樋口雄太【6・5】様々なポジションをこなしながら、MF、FWでは最多となる堂々の37試合出場。名古の負傷で右に移り、その直後のプレーで決めたのも、オールラウンダーの権化だからこそなせる技 FW鈴木優磨【7・5】最もサポーターが熱くなる点の取り方をご存じの様子。圧巻の1ゴール1アシスト。MOM FW師岡柊生【7・0】それを決められるなら、1年で15点ぐらい取っていないと計算が合わないのだが、まあそれにしても素晴らしいゴールだった。FWと営業マンは数字が全て。来季はゴソッといきましょう MF仲間隼斗【6・0】前半15分IN。持ち味を出してフリーとなり、試合を優位に進めることに貢献。チームから期待されていることと自身の理想とでギャップがあったかもしれないが、チームのために走り抜いた1年となった MF藤井智也【―】後半39分IN。出場時間短く採点なし FW徳田誉【―】後半39分IN。出場時間短く採点なし MF舩橋佑【―】後半48分IN。出場時間短く採点なし 木村博之主審【6・5】荒れた試合と思いきや、よくよく見ると、荒れたように見せかけて鹿島がうまく時間を使った試合。いいリズムでさばいた ※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島 智哉)
報知新聞社