新型コロナに立ち向かうサッカー海外組の影響力…なぜ本田圭佑は提言ツイートを続けているのか?
新型コロナウイルスの脅威を肌で感じているからこそ、つぶやかれた言葉は説得力をもっている。ブラジルの古豪ボタフォゴFRに所属する元日本代表MFの本田圭佑が、日本時間5日に自身の公式ツイッター(@kskgroup2017)を2度更新。学校を再開させようとしている日本へ警鐘を鳴らした。 <休校延長の発表が今日中にあると思ってる>(原文のまま・以下同じ) ボタフォゴが本拠地を置くリオデジャネイロ発で、午前9時前に投稿したツイートをこう書き出した本田は、歯に衣着せぬ言い回しで持論を展開している。 <もし発表がなかったら、ホンマに明日から学校にいくの?親が会社にリモートワークを了承してもらえば解決します。もし会社が了承しないのであれば、その会社に未来はないし、この機会がチャンスやと思って辞めればいいだけ。> 日本全国では春休み明けとなる6日から、政府の要請を受けて2月下旬から臨時休校に入っていた小中学校、高校、特別支援学校を再開させる動きが報じられていた。本田はさらに約1時間半後には学校問題を飛び越えて、安倍政権への注文や未来への提言を込めたツイートも投稿している。 <やるべきは自粛であり、休校であり、それらに対する徹底した国からの補償である。その補償に感謝して、コロナが落ち着いてから、皆んなで一生懸命働く。> 1月下旬にボタフォゴへ加入したもののコンディション調整や選手登録の遅れ、インフルエンザに罹ったことなどで新天地のピッチに立てなかった本田は、現地時間3月15日に行われたリオデジャネイロ州選手権のバングーAC戦でデビュー。PKながらゴールも決める上々の滑り出しを見せた。 しかし、以降はカップ戦を含めたすべての公式戦が延期となっている。実はバングー戦の選手入場時に、本田を含めたボタフォゴの選手たちは白いマスクをつけていた。新型コロナウイルスが拡大の一途をたどっているにも関わらず、試合を強行したリオデジャネイロ州連盟への抗議でもあった。