健康保険証廃止、首相判断へ マイナ総点検、夕方公表
武見敬三厚生労働相は12日の記者会見で、マイナンバーを巡るトラブルを受け実施した総点検の結果を同日午前、岸田文雄首相に報告したと述べた。政府は12日夕に総点検本部の会合を開き、結果を公表する。首相が従来の方針通り健康保険証を2024年秋に廃止するかどうか判断する。 武見氏は「国民不安の払拭措置の進捗状況を踏まえて適切に判断したい」と語った。 政府は、健康保険証の廃止後も、最長1年は継続使用できる猶予期間を設ける方針。武見氏は会見で「併用期間をしっかりと設け、全ての人に安心して確実に保険診療を受けられる環境をつくる」とした。