【65歳以上リタイア世帯】平均貯蓄額はいくら?毎月約3万8000円の赤字はまだマシな方?!
65歳以上リタイア世帯「老後資金」は最低いくら必要?
ここまで65歳リタイア世帯の暮らしぶりを「貯蓄額・年金額・生活費」に分けて見てきました。 これらの平均的な数値をベースに、老後資金として最低いくら必要になるのかをケース別に計算してみましょう。 ※年金収入は平均月額(額面)を手取り額と想定してシミュレーションします。 ●夫婦ともに国民年金 夫婦ともに国民年金の世帯は、月額11万3224円の年金を受給します。 ・夫:5万8798円 ・妻:5万4426円 生活費(消費支出)は25万959円ですので、毎月13万7735円の赤字となります。 年間の赤字は165万2820円、20年間の赤字は3305万6400円です。 65歳から20年間、老後生活が続く場合、最低3305万6400円の老後資金が必要と考えられます。 ●夫「厚生年金」・妻「国民年金」 妻は国民年金のみ、夫が厚生年金の夫婦世帯は、月額21万8301円の年金を受給します。 ・夫:16万3875円 ・妻:5万4426円 生活費(消費支出)は25万959円ですので、毎月3万2658円の赤字となります。 年間の赤字は39万1896円、20年間の赤字は783万7920円です。 65歳から20年間、老後生活が続く場合、最低783万7920円の老後資金が必要と考えられます。 ●夫婦ともに厚生年金 夫婦ともに厚生年金の世帯は、月額26万8753円の年金を受給します。 ・夫:16万3875円 ・妻:10万4878円 生活費(消費支出)は25万959円ですので、毎月1万7794円の黒字となります。 夫婦ともに厚生年金を受給できる場合は、貯蓄が十分でなくても老後生活を送ることができる可能性があります。 上記はあくまでも老後対策を検討する上で、老後生活をイメージしやすいように簡易的にシミュレーションを行った結果です。 ご自身の年金見込額、生活費などより有効な数字を用いて、最低限必要な老後資金を計算してみてください。