道の駅すずなり隣に地元飲食出店 6日開店
能登半島地震で建物が損壊した珠洲市の飲食店4店が合同会社を設立し、道の駅すずなりの隣に設けられた仮設店舗で6日、営業を始める。店関係者は「珠洲で生活し続けるために店を開く」と話し、自身と地域の暮らしを守ると意気込む。 地震前に市内で営業していた「グリル瀬戸」「レストラン浜中」「庄屋の館」「典座(てんぞ)」の4店が「合同会社すずキッチン」を設立した。これまでは、市内の避難所に届ける弁当作りを手掛けていた。5月には東日本大震災で被災した宮城県南三陸町の仮設商店街を訪ねるなどし、準備を進めてきた。 仮設店舗では、既に弁当店「すずキッチン」を開業させた。6日午前11時に「すずなり食堂」を開店する。9月は無休で、庄屋の館代表ですずなり食堂料理長を務める和田丈太郎さん(51)は「珠洲の食材の料理を多くの人に食べてもらいたい」と語った。