秋のスイーツブッフェが開幕、リッツ大阪に新風 フランス&イタリア新シェフの技光る
秋の味覚・栗づくしのアフタヌーンブッフェ「マロンスイーツパレード」が、9月9日からホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」(大阪市北区)でスタート。フランスとイタリア出身の2人のシェフが手がけた、和洋の融合が楽しめるスイーツ&セイヴォリーが勢ぞろいする。 【写真】秋のあしらいが…会場も豪華 ■ 目でも楽しむ「ミニスイーツ」25種 ブッフェには、カエデやイチョウの葉など秋らしさを表現したミニスイーツ25種がスタンバイ。そのなかでも栗をメイン食材とした12種は「栗ミルクチョコレートプリン」「栗のチーズケーキ カカオニブ」「栗のムース マンゴー」など、多彩な味わいが魅力。紫芋やカボチャのクッキーといった焼き菓子も並び、「ほうじ茶マロンティー」などの紅茶とぴったりのラインアップに。 また、目の前でシェフが1つずつ仕上げてくれる「ライブデザート」には、オリジナリティあふれる「カシスモンブラン」が登場。カシスジュレやミルクアイスに、絞りたてのマロンクリームがたっぷりかかった贅沢な仕上がり。さらに、「無花果とラズベリーのゼリー」は、ゼリーの上に球体のバブルが作られる演出が楽しく、弾けるとスモークとベリーの香りに包まれる幻想的な一品だ。 今春にエグゼクティブペストリーシェフに就任したフレデリック・モロー氏が手がけた秋スイーツは、出身地・フランスの古典的スイーツを日本流にアレンジしたものが多数。現地では洋梨が定番の「ブルダルータルト」には栗を使ったり、ほかにも柚子、カシスなど酸味で甘さをリフレッシュできる食材を取り入れたそう。また、水分が多めという和栗はペースト、西洋栗はごろっとした食感をいかしてトッピングに、といった使い分けの工夫も。 さらに、セイヴィリー7種にも、栗・カボチャなど秋の食材が盛りだくさん。こちらはイタリア出身の料理長・アレッシオ氏が手がけ、おすすめは日本とイタリアそれぞれの秋の味覚を合わせたコクのある「栗とポルチーニのスープ」。ほかにも、クリーミーなチーズ入りの「カボチャとタレッジョのコロッケ」といった独創的なイタリアンを楽しめる。 1階・イタリア料理「スプレンディード」にて、11月7日まで開催。時間は昼2時30分~夕方5時。料金は平日・大人6800円、土日祝・大人7200円ほか。 取材・文・写真/塩屋薫