優待投資家に悲報?東証「新市場区分」で広がる憂鬱の波紋
4月4日に実施される東証の市場区分の見直し。おなじみの4市場は3市場に再編される(撮影:尾形文繁)
今年は東京証券取引所の新しい市場区分が始まる年である。4月4日から、東証1部、東証2部、ジャスダック、マザーズという馴染みある4つの市場区分がなくなり、プライム、スタンダード、グロースという3つの市場区分に見直される。 これに伴い、既存の銘柄がどの新市場区分に分類されるか。その発表を東証が1月11日の引け後に行った。試験の合否発表みたいな感じで注目されたが、その結果は以下のような形になった。 上表では、外国株を除いた市場別の上場社数を掲載している。注目すべきは、最上位市場であるプライムに分類された企業は何か、だけだった。 そのプライムは1840銘柄からスタートすることになった。東証1部全体で2184銘柄あるが、その約84%がプライム上場となるという。これにまず「ん?」となる。
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岡村 友哉