センバツ高校野球 主将「ベスト尽くす」 拍手受け 明秀日立、甲子園へ /茨城
18日に開幕する第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する明秀日立の選手らが10日、甲子園に向けて出発した。日立市の同校で出発式が開かれ、地元や学校の関係者らが拍手で送り出した。 式では小川春樹・日立市長が「まずは初戦、大島高校のピッチャーを打ち砕いて勝利の街道を進んでほしい」、榎戸努・県高野連専務理事は「一戦必勝で、甲子園で大いに暴れて」と激励した。 金沢成奉監督は、「社会情勢が大変な中、甲子園が開かれる、野球ができる喜びを今一度胸に抱き、我々らしい野球を展開したい。選手の姿を時間の許す限り見てほしい」とあいさつ。石川ケニー主将(2年)は「1試合でも、1イニングでも多く、そして1秒でも長くベストを尽くしてプレーしたい。『明秀野球』で頂点を目指す」と意気込んだ。 選手らは関係者に見送られて出発。事前に甲子園に向かった車には、小久保快栄選手(同)の伯父で、プロ野球で2000安打を達成した小久保裕紀・ソフトバンク2軍監督から寄贈されたボールも積み込まれた。大阪入り後の練習で使用するという。 明秀日立は大会第5日の22日、第2試合で大島(鹿児島)と対戦する。【長屋美乃里】