【写真：Getty Images】

　サッカーに限らず、どのスポーツにおいてもスピードは重要になることが多い。スピードの活かし方は選手によって様々だが、スピードがあることに越したことはない。2023シーズンのJ1リーグで爆発的な速さを見せているのは誰なのか。Jリーグのデータをもとに、トップ10を順位ごとに紹介する。※各データは11/9時点

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6位タイ：フロート 所属クラブ：柏レイソル 生年月日：1998年3月13日 トップスピード：35.0km/h 2023リーグ戦成績：17試合1得点0アシスト 　今季柏レイソルにやってきたオランダ人のフロートは、規格外のFWだ。加入時に注目されたのはその体格で、身長は193cm。体重はJリーグに登録された選手として史上最重量の99kgと発表されて話題になった。 　当時柏を率いていたネルシーニョ監督は、「体格の割にスピードがある」とフロートについて語っていたが、時速35.0kmという数字でこれを証明している。キャリアの中でウイングを務めることもあったというのも納得のスピードだ。 　ただ、今季のゴール数は1。加入直後は先発で起用されたものの、圧倒的な体格を最大限に活かすようなプレーは多くなく、次第にベンチを温めることが増えた。 　フロート起用にあたって柏として悩ましいのは、運動量の少なさだろう。途中出場で入ってもフレッシュな姿を見せられないことが多い。爆発力に疑いはないものの、継続することに苦しんでいる。 　フロート加入時によく比較対象になったマイケル・オルンガは、2018年8月の加入で、1年目のJ1では3ゴールどまりだった。2年目にJ2リーグでブレイクしたあと、J1リーグでも暴れている。伝説的助っ人もすぐにフィットしたわけではないが、フロートはこれからどうなるだろうか。