厚労省の「縛りが解ける」 小池知事「37.5度以上が4日」の目安見直し受け
東京都の小池百合子知事は8日、記者会見で、新型コロナウイルスの相談・受診の目安として示されていた「37.5度以上の熱が4日以上続いた場合」との条件の見直しを厚生労働省が進めていることについて、「体温37.5度以上が4日続かないと受けられないという厚労省の縛りがあったかと思うが、これが解けることによって、より多くの方、心配な方はお受けいただける(ようになる)」と話し、肯定的に受け止めた。 【動画】東京都・小池知事が定例会見(2020年5月8日)
また、都内の1日当たりのPCR検査能力は3000件だとし、「(現在は)多い時で約2000件。あと1000件できる能力はある」と説明。「入り口が狭かった部分が広がるのは検査を受けやすくなるし、検査についての能力を有効に使ってもらえることにつながるのではないか」と話した。 また、小池知事はPCR検査の結果が必ずしも検査当日に出るとは限らないなどとした上で、検査数のうち陽性だった件数の比率を指す「陽性率」について、基準とすべき日が検査を受けた日なのか、結果が出た日なのかなど明確な定義が「厚労省でもない」と指摘。そのため、都としては1日単位ではなく、数値を平準化して1週間単位で公表してきたと弁明した。