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なぜ横浜FC対名古屋の練習試合が新型コロナ厳戒体制の中で実施されたのか?中村俊輔「いろいろな声があると思うが…」

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THE PAGE

 パソコン画面の向こう側から、驚きを伴った声が響いてきた。 「何これ、どうなってんの? そういうこと?」  声の主は13年ぶりにJ1へ挑んでいる横浜FCの司令塔、中村俊輔だった。驚いた対象はロッカールームから案内された別室に用意されていたパソコンにあった。画面にはプレスルームの光景が映し出され、ノートとペンを手にした記者やテレビカメラを構えたクルーがスタンバイしていた。  愛知・豊田スタジアムで28日に行われた、名古屋グランパスとの練習試合後のひとコマ。グランパスのマッシモ・フィッカデンティ監督や選手たちをつなぐ、別のパソコンも同様に設置されている。通常ならばシャワーを浴び、着替えてから取材エリアとなるミックスゾーンを通る間にメディアのぶら下がり取材を受ける流れが、練習試合の前夜になって急きょ変更されていた。  新たな取材方法はプレスルームとロッカールーム近くの別室をパソコンでつなぎ、指名された選手がスピーカー越しに質問に答えるものだった。プロ野球・阪神タイガースの藤浪晋太郎投手ら3選手がPCR検査で陽性反応を示すなど、スポーツ界にも新型コロナウイルスが忍び寄ってきたなかで、後になって濃厚接触と判断されかねないミックスゾーンにおける取材形式があらためられた。  Jリーグの村井満チェアマンの判断で、公式戦の延期が決まったのが2月25日。再開予定が2度にわたって変更され、合計で314試合が延期されている状況下で、各チームも独自の調整方法を強いられている。ヴィッセル神戸との開幕戦を1-1で引き分けた横浜FCは、中断期間中の練習をすべて非公開として、練習終了後のメディアによる取材も禁止にしてきた。  3月18日、そして4月3日と再開予定が設定および変更されてきたなかで、後者に合わせて組まれたのがグランパスとのトレーニングマッチだった。しかし、今月25日の臨時実行委員会でJ1の再開目標が5月9日に再び変更されたことに伴い、練習試合そのものを中止とする選択肢もあった。

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