【関東オークス展望】イゾラフェリーチェらJRA勢をローリエフレイバー、プリンセスアリーら南関東勢が迎え撃つ
バラエティーに富んだ地方勢にも注目
地方勢もバラエティーに富んだ顔触れだ。ローリエフレイバー(月岡健)はSⅠ東京2歳優駿牝馬を制した2歳女王。桜花賞をパスし今年2戦目だった前走のSⅠ東京プリンセス賞は、最後は差されはしたが、タイム差なしの2着と改めて力を示した。父は今回と同舞台のJpnⅠ川崎記念を今年制したライトウォーリアも出したマジェスティックウォーリア。距離延長でさらに良さが出る可能性も秘めている。 プリンセスアリー(鹿沼和)はSⅠ桜花賞の勝ち馬。東京プリンセス賞でも上がり最速の脚で3着まで追い込んだ。どんな舞台でも最後まで力を出し切る。小回り適性も高く川崎替わりも歓迎だろう。キズナ産駒で初距離でも対応できる可能性も十分。上位争いを演じるだけのポテンシャルは兼ね備えている。 2歳時から無傷の3連勝で重賞初制覇し注目されていたミスカッレーラ(川島一)もそろそろ巻き返したいところだろう。桜花賞5着→東京プリンセス賞4着だが、素質の高さを考えればもっとやれるだけの力はあるはず。前走で馬体重がデビュー以来最低馬体重(477キロ)だった点は若干気になるものの、川崎では2歳時にSⅡローレル賞を勝利。舞台替わりを味方に前進あるのみ。 グラインドアウト(田中守)はル・プランタン賞など9ハロンの重賞で2勝挙げているようにスタミナが豊富。キャリアも10戦と豊富で小回りコース経験も多く舞台替わりも問題ないだろう。しぶとい走りでJRA勢相手にどこまで食い下がるか。
東スポ競馬編集部