明石商記録員・赤松選手 グラブからペンに 「冷静な目」頼られ /兵庫
<センバツ2019> 第91回選抜高校野球大会の開幕を翌日に控えた22日、西宮市の阪神甲子園球場で開会式のリハーサルがあった。明石商ナインは土を踏み、式の流れを確認した。スタンドでは記録員としてベンチに入る赤松大聖選手(3年)が見守った。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 赤松選手は昨秋の県大会から記録員を務めている。スタッフから冷静に試合を見られると推薦された。内野手としてベンチ入りするのが目標だったが「チームのため」と、ペンを握る。試合前の情報収集に力を入れる。スコアなど相手の戦い方を頭に入れ、メンバーに伝える責任を感じている。 開会式のリハーサルに臨んだナインを見つめた赤松選手は「うらやましい気持ちもあるが、メンバーはかっこよかった。本番でも他校に負けないよう元気よく行進してほしい」と話した。 明石商は大会第5日の27日に国士舘(東京)との初戦を迎える。【黒詰拓也】 〔神戸版〕