「数年先の覚悟と共に歩んでいく」ロッシー小川解雇で揺れる岩谷麻優が新日本プロレスのリングでIWGP女子王座防衛!数年先の防衛ロードまで展望を語る
23日、北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーるにて新日本プロレス『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』が開催。岩谷麻優が白川未奈を破ってIWGP女子王座の4度目の防衛に成功した。 昨年11月の新日本プロレス×STARDOM合同興行で新設されたIWGP初の女子王座は、昨年4月にメルセデス・モネを撃破した岩谷麻優が第3代王座を戴冠。米国での王座防衛を果たすなど、世界にその名を轟かせている。 23日の新日本プロレス北海きたえーる大会にて岩谷は白川未奈を相手に4度目の防衛戦を行うことが決定したが、スターダムは現在ロッシー小川EPの退団によって大きく揺れている。中でもロッシーEPを父のように慕う岩谷のメンタルダメージは大きく、SNSでの病みポストが話題に。 精神的動揺からか前哨戦では白川に直接フォールを奪われ、白川の「ファンに弱音吐くようなチャンピオンに団体は任せられない」という言葉に岩谷は激高。「誰だってねえ!メンタル病むときもあるんですよ!アイコン・岩谷麻優だって!たまには弱音吐いてもいいじゃんッ!でも……ご心配をおかけして申し訳ありませんでした!23日、また笑顔で会いましょう。このチャンピオン姿で!」とベルトを掲げて白川と睨み合っていた。
試合が始まると、白川が足4の字固めを軸とした足への一点集中攻撃で岩谷のヒザを徹底破壊。 白川が必殺のフィギュア・フォー・ドライバーMINAを狙っていくも、岩谷はリバース・フランケンシュタイナーやツームストンパイルドライバーで切り返して必死の抵抗。終盤にはボロボロといった様子の岩谷だったが、敢えて痛む足での蹴り技を多用。バカタレスライディングキックやバズソーキックで畳み掛け、ダイビング・フットスタンプやムーンサルト・プレスで猛攻。 白川もグラマラス・コレクションMINAでの起死回生を狙うが、これを返した岩谷がカウンターのトラースキックからドラゴン・スープレックス・ホールド。さらにバズソーキック、トラースキック、バズソーキックと連打し、奥の手の二段式ドラゴン・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウントを奪った。 試合後、満身創痍状態の岩谷は「このベルトに挑戦してくる人、マジでみんなホントに想いが強い。このベルトに挑戦して獲れなかった人の気持ち、自分が何もかも背負ってこのベルトの歴史を作っていく。自分の目標、このIWGPという名のついたベルトの最多防衛記録を作る。それは試合内容でも超えるし、記録でも超える。みなさんの記憶に残る試合をこれからしていく。だから、これから数年先の岩谷麻優の覚悟と共に、このベルトと一緒に歩んでいくんで、これからも目を離さないで見守っててください」と、オカダ・カズチカの持つ12回防衛に挑むコメント。 岩谷は、翌24日のスターダム群馬大会への出場が決まっている。多忙を極めるIWGP王者がこの先どのような未来を見せてくれるのかに注目していきたい。
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