開館40周年の歩み紹介 斎藤清さんやモネなどの作品も 福島県立美術館記念展 9月16日まで
今年開館40周年を迎えた福島県福島市の県立美術館のコレクション、歩みや活動を紹介する記念展「みんなの福島県立美術館 その歩みとこれから」は3日、同館で開幕した。9月16日まで。 同美術館は県内の美術家の作品や米国の具象絵画などの収集、保存に取り組み、現在の収蔵品は4000点以上に及ぶ。記念展では会津坂下町出身の版画家斎藤清さんら福島県を代表する作家、モネやルノワール、ゴーギャンら海外の著名な作家の作品約180点を展示している。最初に購入した米国作家アンドリュー・ワイエスの「松ぼっくり男爵」も飾られている。ほかに建設時からの資料や作品の修復作業、教育普及活動も紹介している。 売店では同日、コレクションをデザインしたトートバックや文房具など開館40周年記念グッズの販売も開始した。 関連事業として、10日は戦没画学生慰霊美術館「無言館」の館主窪島誠一郎さん、9月1日は元県立美術館長の早川博明さんが講演する。時間はいずれも午後2時から。
開館時間は午前9時30分から午後5時まで。月曜休館(8月12日、9月16日は開館、8月13日休館)。問い合わせは同館へ。