【バレー】男子日本代表イタリアに初黒星 宮浦健人3エースで健闘も「1セット目は集中していたがその後それが続かなかった」【ネーションズリーグ】
バレーボールネーションズリーグは26日(日本時間)にリオデジャネイロで開催され、日本男子代表はイタリアと対戦し1-3で敗れ、今大会初黒星。イタリアもこれまでの対戦相手と同じくまだ五輪出場権をもっていない。日本は昨年獲得済み。 25-23,16-25,17-25、17-25 日本のスターティングメンバーは以下の通り。 深津旭弘(S)、宮浦健人(OP)、大塚達宣(OH)、山内晶大(MB)、甲斐優斗(OH)、エバデダンラリー(MB) リベロ小川智大 第1セットは序盤イタリアに走られたが、甲斐の攻撃や大塚、山内のブロックなどで粘り強く追いかけ、被ブロックのあとに工夫して決めた大塚がセッター深津の期待に応えた。セッターがサーブを打ったあとのいわゆるS1ローテーションでは宮浦がレフトから力強くボールを叩き込み、サイドアウトをとる。 イタリアはミケレットやロマノが得点するが、ブラジル会場の観衆の後押しもあり、イタリアにミスが多発して宮浦と甲斐で得点していき17-17で同点に。そこから逆転、イタリアのエースで再逆転と動くが、最後にリリーフサーバーで入った西田有志がブレイクにつなげて25-23で日本が先取した。 第2セットは僅差で追いかける立ち上がりだったが、甲斐がサーブで狙われて崩され連続失点。9-13となったところで甲斐にかえて富田をコートに投入。ジャネッリのツーアタックをレシーブするなど日本も健闘するが16-25で落とした。 第3セット序盤は均衡した立ち上がり。しかし中盤でエバデダン、甲斐がイタリアのブロックに捕まり日本がタイムアウト。甲斐がサーブレシーブで崩されながらも自らの攻撃で得点するなど良い面も見られたものの、甲斐のミス、宮浦の被ブロックで点差が離され日本がタイムアウト。甲斐にかわって高梨が起用される。またワンポイントブロッカーで髙橋健太郎がコートに立つと髙橋を避けたスパイクをしっかりとエバデダンがシャット。また宮浦がここでサービスエースを決めるが高梨がミスなどで最後は宮浦の被ブロックで17-25と連取される。 あとがなくなった第3セット。日本は髙橋健太郎、高梨健太、富田将馬をスターティングメンバーで起用。ミケレットが立ち上がりからサービスエースを奪い、イタリアリードで序盤が進む。宮浦がここでもサービスエースで気を吐くが、差は詰められず、終盤へ。終盤にも宮浦のエースがあったがミケレットのサーブで崩されて連続失点を許し、最後は宮浦の被ブロックで17-25と敗戦。日本はこの大会初の黒星となった。 世界ランキングは日本が4位、イタリアが1位となる。 次の試合は日本ラウンドで北九州市で行われる。