車線はみ出し対向車と正面衝突、男から基準値超すアルコール分検出…「酒飲んでいたか記憶にない」
徳島県牟岐町で9月、軽乗用車と乗用車が正面衝突した事故で、県警交通指導課と県警牟岐署は2日、軽乗用車を運転していた美波町、介護支援専門員の男（59）を自動車運転死傷行為処罰法違反（危険運転致死傷）の疑いで逮捕した。事故後、重傷で入院した男から採取した血液から基準値を超えるアルコール分が検出されていた。
発表では、男は9月5日午前8時35分頃、酒に酔って正常な運転ができない状態で軽乗用車を運転。牟岐町辺川の国道55号を走行中に車線をはみ出し、対向車線を走っていた牟岐町中村、山内日出夫さん（86）運転の乗用車と正面衝突した疑い。
この事故で山内さんは首の骨を折り、同25日に急性腎障害による尿毒症で死亡し、同乗していた妻（80）も胸の骨を折るなどの重傷を負った。
男は「酒を飲んでいたか記憶にない」と容疑を否認しているという。
