【巨人】大城卓三が8日の2軍降格後初のマスク「久々でもすんなり(試合に)入れた」…イースタン・ヤクルト戦
◆イースタン・リーグ 巨人5―3ヤクルト(29日・ジャイアンツ球場) 巨人の大城卓三捕手(31)が「5番・捕手」で出場。8日の2軍降格後初めて守備に就き、二盗を阻止するなど存在感を発揮した。 2回無死一塁、打者・三ツ俣への初球で一塁走者の浜田がスタートを切った。投手・グリフィンが完全にモーションを盗まれた中、「走っているのが見えたので、自分の中でも少し早くというのを意識しました」と素早い足の運びから二塁へストライク送球で浜田を刺した。7回から退いたが、助っ人左腕とのバッテリーで6回1失点と支えた。 8日の2軍降格後は「スタッフと相談しながら」と指名打者として出場が続いていた。5月6日の中日戦(バンテリンD)以来となるマスクをかぶったが、「久々なのでどうかなと思ったんですけど、すんなり(試合に)入れました」と充実の笑みを浮かべた。 だが、持ち味の打撃は、いまだ復調途上であることを認める。第1打席は二ゴロ、第2打席は空振り三振に倒れ、秋広の適時二塁打で同点とした直後の6回1死二、三塁の勝ち越し機では一ゴロに倒れた。「ボールの見送り方だったり、1球で仕留められるようにもう少し上げていきたい」と気を引き締めていた。(大中 彩未)
報知新聞社