「NewJeansハニは労働者ではない」 職場内いじめに該当しないとして事件終結
【NEWSIS】芸能人やマネージャーから無視されたという疑惑が浮上していた女性アイドルグループNewJeansのメンバー、ハニ(20)に関する請願をめぐり、雇用当局が2カ月で事件を行政終結させた。ハニを「労働者」と見なすことはできず、職場内でのいじめ禁止条項が適用されないという理由からだ。 【写真】 国政監査で涙を流すNewJeansハニ 雇用労働部(省に相当)が20日発表したところによると、ソウル地方雇用労働庁ソウル西部支部は、ハニに対する職場内でのいじめに関する請願を、18日に行政終結させたという。
ソウル西部支部の関係者は「職場内でのいじめに関する適用対象は、労働基準法上『労働者』でなければならないが、使用者との従属関係において賃金を目的とする労働者と見なすのは難しいと判断した」と説明している。 職場内でのいじめ禁止を明示した労働基準法第76条の2では「使用者または労働者が職場での地位または関係などの優位性を利用し、業務の適正な範囲を超えてほかの労働者に身体的・精神的苦痛を与えたり、労働環境を悪化させる行為をしてはいけない」と規定している。 しかし、ハニについて労働基準法が適用される「労働者」なのかどうかをめぐり、論争が起きた。労働基準法は、常時5人以上の労働者を使っているすべての事業場に適用されるが、芸能人の場合、労働者性をめぐり解釈が分かれている。雇用労働部は2010年、芸能人を労働者ではなく専属契約を結んで活動する「例外対象者」との判断を下した。 ソウル西部支部は今回、ハニは労働者ではないと見なし、職場内でいじめがあったかどうかについて判断することなく、請願をそのまま終結した。 陳情事件が終結すれば、再び陳情可能だ。