朝ドラ『虎に翼』第91回(8月5日)・航一(岡田将生)の苦しみに寄り添いたい寅子(伊藤沙莉)、その感情をうまく整理できずに戸惑う
激動の昭和時代、戦後の日本で女性初の裁判官となったヒロインが法曹の世界で奮闘する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。「悪女の賢者ぶり?」と題する第19週(8月5日~9日放送)では、寅子が航一への感情を整理しようとする一方で、新潟市内で発生したある事件に直面する。 【写真】佐田家を訪問する航一(岡田将生) 戦時中にある機関に所属していた航一(岡田将生)が、日米戦争を想定した机上演習にて日本の敗戦を確信するも戦争を止めきれなかった過去から、その責任と後悔にさいなまれていたことが明かされた前週。第91回(8月5日放送)では、ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)は戦争によって航一が背負った苦しみに寄り添いたいと思うも、その感情をうまく整理できずにいた。 一方、寅子から「よりどころをたくさん作ったほうがいい」と勧められた稲(田中真弓)は、喫茶「ライトハウス」にて常連客と新しい関係を築き始める。そんな折、新潟市内では寅子の知るある人物が補導される事件が発生して・・・。 本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士であり裁判官となった一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。