関係者27人が海の安全祈願 南房総観光協会(千葉県)
南房総市観光協会(清宮信英会長)の海上安全祈願祭が18日、同市の岩井神社(川﨑重忠神主)で開かれた。関係者27人が出席し、海水浴シーズンを前に、市内の海の安全を祈願した。 同協会では、夏は多くの観光客が訪れることから、毎年6月、市内の各地区持ち回りで安全祈願祭を行っており、今年は岩井地区で開催。同地区の海岸開き神事と合わせて執り行った。 清宮会長や嶋田守副市長をはじめ、商工会、市議会、岩井富浦漁協や観光関係の団体、千葉海上保安部館山分室、館山署、ライフセービングクラブなどから、各代表が出席。玉串をささげて、今夏の安全を祈った。 清宮会長は「夏は南房総市最大の観光シーズン。今年は例年に増して酷暑が予想される。訪れた人たちに安全に過ごしていただけるよう、皆さまのご協力をいただきたい」と呼び掛けた。 学校関係団体の合宿や修学旅行などの利用が多く、4月から生徒や学生が訪れる岩井地区では、例年、他地区に先駆けて、海岸開き神事を実施している。同協会岩井地区の小澤行則地区長は「コロナで一時期減った学校関係の利用も、かなり戻ってきた。万全な状態で受け入れ、岩井の海を楽しんでもらいたい」と語った。