飲酒運転で一方通行を逆走…時速125キロで走行、乗用車と衝突した19歳男 さいたま地検、過失致死に切り替え送検 乗用車の男性は死亡 危険で悪質な運転であるが…「危険運転致死罪の構成要件にも該当しない」
埼玉県川口市で9月、一方通行道路を逆走した飲酒運転の乗用車が絡む死亡事故で、さいたま地検は22日、運転していた同市の中国籍の男(19)を道交法違反(酒気帯び運転)と自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪で、さいたま地裁に起訴した。 起訴状などによると、男は9月29日、酒気を帯びた状態で川口市内の一般通行道路を逆走し、進路の安全確認不十分のまま漫然と時速約125キロで進行した。交差点に直前まで気付かず進入し、同市の男性会社役員=当時(51)=が運転する乗用車と衝突し、男性を死亡させたとされる。 県警は男を危険運転致死容疑などで逮捕、送検していたが、同地検は10月18日、罪名を過失致死に切り替え、さいたま家裁に送致していた。 同地検は22日、「危険で悪質な運転態様の事案ではあるが、現場道路が法の『通行禁止道路』に該当せず、その他の危険運転致死罪の構成要件にも該当しないと判断した」とコメントを出した。
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