手足口病「警報レベル」岐阜県内で患者急増 幼児中心の感染症、トイレ後手洗い徹底を
岐阜県は20日、手足や口の中に水疱性(すいほうせい)の発疹が出るウイルス性感染症「手足口病」の患者が県内で急増し、国立感染症研究所が定める警報レベルを超えたと発表した。2019年以来5年ぶり。 県内の53小児科定点医療機関で6月10~16日に確認された患者数は1医療機関当たり5・66人で、警戒レベルの5人を超えた。 手足口病は5歳までの幼児を中心に夏場に流行する感染症。エンテロウイルスが原因で、飛沫(ひまつ)や接触により感染する。県感染症対策推進課の担当者は感染予防としてこまめな手洗いなど衛生環境を良くすることが有効とし、「トイレやおむつ交換の後、食事前には手洗いを徹底してほしい」と呼びかけている。
岐阜新聞社