2024年F1オーストリアGP土曜日 ― アクション満載の1日
オーストリアGP予選
3時間の休憩を挟み、暑い条件下で、すべてのドライバーは激しい予選セッションに向けて厳しい課題に直面した。レッドブルのマックス・フェルスタッペンが今シーズン8度目の圧倒的なポールポジションを獲得し、マクラーレンのランド・ノリスを0.4秒引き離した。メルセデスのジョージ・ラッセルが3位で予選を通過し、マクラーレンのオスカー・ピアストリはQ3の最終ラップでトラックリミット違反によってタイムを削除された。 予想通り、両方のVCARBがQ3に進出することが出来ず、ダニエル・リカルドがトップ10をわずかに逃して11位、角田裕毅が14位で予選を終えた。
角田裕毅のコメント
「スプリントレースでは、今できる限りのことを全てやったよ。データ取りにもよかったと思う」 「予選では今日はクルマの調子はよかった。Q3に進めるだけのペースがあったから、この結果は残念だ。アタックラップでは6.7コーナーでタイムを失ってしまった。リアがでてしまったんだ」 「今日はペースがあったから、明日はポイント目指して頑張りたい。レースではどうなるかはまだわからないし、厳しい戦いになるとは思うけど、最大限やれることをやる」
オーストリアGP予選後の角田裕毅
予選後、事態はさらに悪化。角田裕毅はレーススチュワードに呼び出されてしまった。Q1中にファストレーンで周冠宇が自身を追い越したことに関して、チームラジオで不適切な発言をしてしまった。使用された言葉は攻撃的で不適切であり、国際スポーツ規則の第20条に基づく不正行為に該当する。 聴聞会で角田裕毅は深く謝罪し、英語が母国語ではないため、セッション後まで言葉の意味を理解していなかったと説明した。スチュワードは重い罰金を決定し、角田に40,000ユーロの罰金を科した。そのうち20,000ユーロは、同様の違反が発生しないことを条件に、2024年シーズンの残りの期間中保留される。
最後に
明日も同様の天候が予想されている。幸いなことに、多くのキャンパーやフェルスタッペンファンにとっては、冷たいビールを楽しみ、バーベキューをしながら、マックス・フェルスタッペンを応援するには最適な条件だ。フェルスタッペンはポールポジションからレースをリードし、自身とレッドブルにとってもう一つの勝利を確実にする強力な候補だ。しかし、ランド・ノリスが土曜日の敗北を取り戻したいと熱望しているため、両方のマクラーレンも侮るべきではないだろう。 角田裕毅にとっては、素早く気持ちをリセットし、トップ10入りを目指してレースに集中することが重要だ。
デビッド・シュナイダー