韓国大統領の罷免是非判断の初回弁論手続き 次回は1月3日
尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の「非常戒厳」宣布を巡り、韓国の憲法裁判所は27日、尹氏の罷免の是非を判断する審理の第1回弁論準備手続きを行った。尹氏の代理人弁護士は記者団に対し、尹氏が「適切な時期に弾劾審判に直接出て話すだろう」と明らかにした。次回期日は1月3日。 【図解】尹氏に対する検察捜査の想定される流れ 尹氏側は、弁護団の人手が足りず、準備が不十分であると主張。弁論準備期日を余裕ある日程で設定するよう求めたが、憲法裁の裁判官は「大統領の弾劾事件は何よりも重要だ」として、速やかに審理を進行する意向を示した。尹氏側は国会の弾劾訴追要求自体の適法性を争う考えを示した。【ソウル日下部元美】