「積極的だった」前半の三笘薫、「失敗だった」3回目の交代、「重なった」久保建英と堂安律【日本代表の最終予選「オーストラリア戦」と「11月アウェイ2戦」の激論】(2)
■前半37分「超絶テクニック」披露も…
後藤「この試合では、堂安と久保がすごく動きが重なっちゃったよね。堂安がウィングバックで久保がシャドーというかインサイドだったんだけど、久保が外へ外へと出ていくから、ポジションが重なってしまった。自分で何とかしようとする、悪いときの久保が出すぎちゃった。堂安から短いパスをもらって、ボールを浮かせて相手の足の上を越していく前半37分の場面なんて、超絶テクニックだったけど、久保のところでボールが失われる場面も多かった。そういうのを見ていると、クラブでもうまくいっていないし、やはり調子が悪いんだなと感じた」 大住「久保と堂安は、入れ替わり立ち替わり、あちらこちらで超絶テクニックを見せていただけど、相手のオウンゴールを誘った中村敬斗のプレーみたいな決定的な仕事ではなかったからね。久保にも疲れはあったのかな」 後藤「疲れじゃなくて焦りだよ。最近は周りも使うようになって、肩の力が抜けたかなと思っていたけど、今回は何とか自分でやってやろうとする、一番悪いときの久保に戻っちゃった感じだったね」 大住「何で最初の交代で下がったのが、久保じゃなくて堂安だったんだろう。安定してボールも持てていたのに」 後藤「堂安はけっこう激しさもあったもんね。久保が相手の5番の(ジョーダン・)ボスにボールを奪われてドリブルで突破されたとき、堂安が戻って守備をしたのはすごかった。久保が戻ってくる前に、板倉滉と挟んでボールを奪っていたからね。そういう面も含めて、明らかに堂安のほうが状態は良かったと思う」 大住「僕もそう思っていたけど、森保監督は久保を残した。久保は前半に比べて少し球離れが良くなって、前半のようにボールを持ちすぎて取られることが減っていたと思うけど」 後藤「伊東が外に張るタイプだから、堂安と右サイドで組んだときとは感覚が違ったんじゃないかな。この試合に限っては、久保と堂安の関係があまり良くなかった気がしたし、そうなると板倉が攻め上がるスペースもなくなる。町田浩樹は左サイドで相当高い位置を取っていた。距離が近かったから、町田経由で三笘薫に良いパスを出せていた。あるいは三笘のところで何かあっても、町田がすぐにフォローできる状況で、左サイドはすごく良い関係だった」
大住良之,後藤健生
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