東京国際映画祭コンペ部門審査委員長にトニー・レオン 日本映画は「日本文化への大きな愛の始まり」
10月28日から11月6日にかけて開催される第37回東京国際映画祭にて、コンペティション部門の審査委員長を香港の俳優、トニー・レオンさんが務めることが発表されました。 【画像】杉咲花「死に物狂いで走っていました」 カメラマンが追いつけない走りに監督が驚き 1980年代に映画界に入ったトニー・レオンさんは、2000年に『花様年華』でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞し、2004年のウォン・カーウァイ監督の映画『2046』などで国際的な知名度を獲得。2023年には第80回ベネチア国際映画祭で生涯功労金獅子賞を受賞しています。 トニー・レオンさんは「日本は私にとって、いろいろな意味で身近な国であり、このような形で映画の祭典に参加できることは、私にとって大きなことです。香港で育った12歳の頃から、当時の日本映画の名作を観に行っていました。このような映画館へのエキサイティングな旅が、私にとって日本映画、人々、そして日本文化への大きな愛の始まりであり、その愛はどんどん大きくなっていきました」と日本について話しました。 コンペティション部門の審査委員長に選ばれたことについては「私は、審査委員長を務めるにあたって、この映画祭が驚きに満ちたとても楽しいものになることを期待し、また確信しています。私が望むのは、質の高い映画の大胆なラインナップで、ちょっとした冒険を味わえることです。審査について、私が『感じる』のは、審査員の仲間と私自身の感覚を信じることが、審査のプロセスに貢献するはず、ということです」とコメントしました。