横浜DeNAのドラ1、今永が山田、バレ斬りで開幕ローテをグイッ!
ラミレス監督は、明日のヤクルト戦に投げる山口俊(28)を開幕投手に指名している。だが、ローテーションの2人目以降は、まだ白紙状態。久保康友(35)、井納翔一(29)、モスコーソ(32)、三嶋一輝(25)に、2年目の石田健太(23)、3年目の砂田毅樹(20)の両左腕、ベテランの三浦大輔(42)、ルーキーの熊原健人(22)と顔ぶれだけは揃っているが、いずれもズバ抜けた決定力に欠ける。 過去の実績を考えると、久保、モスコーソの2人は確定だろうが、4人目、5人目、6人目は、オープン戦の結果次第で、どう変わるかわからないチーム内サバイバル競争となっていて、ラミレス監督もフラットな状態で判断しようとしているようだ。それだけにオープン戦で、昨年の優勝チームを相手に結果を出した今永は、一歩、チーム内のローテーション争いから前へと踏み出したとも取れる。 それでも今永には驕りなどない。 マウンド上の自信溢れたピッチングとは対照的に、「まだオープン戦ですから。内容にこだわっていきたいですが、もっと精度をあげないといけません。イメージ通りにいっていないボールがあります。思い通りにいかないときにどう投げるかが、今後、ラミレス監督にアピールする部分です」と、課題を口にした。 こういう客観的に自分を分析できるクレバーな部分も今永の魅力。昨季も横浜DeNAは、ルーキーの山崎康晃(23)がストッパーとして大活躍して新人王に輝いたが、2年続けてルーキーが大きな戦力になってチームの最下位脱出を支えるのかもしれない。