サイクルモードTOKYO2024特集、7ブースに突撃インタビュー|BC STATION #44
オリンピックモデル展示中のOAKLEYで、ブランド変遷や人気モデルの秘密に迫る
次に個人的にも愛してやまないOAKLEYのブースに駆け込んだ。対応してくれたのは、ほぼ同年代で元ダウンヒラーの福本さんにお話を伺った。 ルックスオティカのグループになったOAKLEYの変遷などを語ってくれ、なぜ現在のラインナップになっているか背景をわかりやすく語ってくれた。 人気モデルの復刻もとても人気が高いが、昔に比べアジアの輪郭にもフィットするのはなぜか? 自転車業界にも大いに受け入れられている秘密も。 2月に発表されたばかりの2024年のオリンピックモデル「SPHAERA (スフィエラ)」も展示されていた。 福本さんのオススメでもあり、自転車向けレンズのこの二つのモデルだ。通常のフレームよりも剛性があるとのこと。オリンピックモデルとはいえ特別のものではなく、オリンピック選手と同じ製品が市販化されているのもOAKLEYならでは。
WINSPACEってじつは日本生まれのブランドなんです!
そして、イベント2日間の終盤の時間帯となり最後に伺ったのがWINSPACEさんだ。 自社でもトークイベントを行うなど、営業担当の畠山和也さんが疲れも見せず精力的に説明してくれた。 じつは2008年に日本で生まれたWINSPACE、その後中国生産をする中国ブランドに進化した経緯がある。シートステイとシートチューブの接合される造形の美しさ、独自の形状がエアロ効果を高めている。 主力製品は同じグループの別ブランド「LUN」というホイール。なんとカーボンのブレード形状のスポークをあしらう。LUNメガは前後セットで45。8万、LUNハイパーは18万という、この構造からしたら驚愕の安さと言えよう。 あっという間に閉館時間が来てしまい、収録はここで終わりになったが、中の方から直接お話を聞ける機会はそう滅多になく、開発の経緯や企業の考え方まで伺えるとてもいい場だと感じた。 このサイクルモードというイベントが出展数や来場者の減少という傾向があるのは事実だが、実際に足を運んでみて、また自転車が好きになってしまう、乗りに行きたくなってしまうきっかけにもつながり、自転車の文化が振興して行くことを願って止まない。 そして、BCステーションでは来場した人、来場されかった人への気づきを増やす場としてお力添えできるよう、これからも継続していきたい。