デーブ大久保、来季シニアゴルフツアー出場へ「『デーブの飛び』で盛り上げたい」 キング・テックと所属契約
プロ野球で楽天監督などを務め、プロゴルファーでもあるデーブ大久保こと大久保博元氏(57)=サンケイスポーツ専属野球評論家=が、東京・中央区のIT関連会社「キング・テック」(王遠耀社長)と所属契約を結んだことが6日、分かった。来季のシニアゴルフツアーに出場し、プロとしての活動を再開するデーブが、強力な援軍を得た。 【写真】「デーブ・ベースボールアカデミー」で子供を指導するデーブ大久保 日本プロゴルフ協会(PGA)のティーチングプロ資格を持つデーブは、今年8月のシニアツアー1次予選会に挑戦。次のステージ進出は逃したが、来季は主催者推薦などでツアーに出場できる。すでに本格的な練習を再開。その意欲を知ったキング・テックの王遠耀社長が支援を決めた。 来年シニアツアーに出場すれば、2019年以来、6年ぶり。デーブは「最近、ゴルフでうまくいかないと、久しぶりにイライラするようになってきた」と、闘争心が戻ってきていることを明かした。以前300ヤードを超えていたキャリーは270ヤードほどに落ちており、持ち前の飛距離を復活させることが当面の課題。「飛ばしへのこだわりは持ち続けている。『デーブの飛びを見たい』というギャラリーの期待に応えて、シニアツアーを盛り上げたい」と誓った。 王社長とは共通の知人を通じて知り合い、中国のスポーツや文化についてもよく語り合っているという。王社長は「デーブさんのような方を応援できてうれしい」といい、デーブは「本当にありがたいです。この人たちのために、という気持ちでプレーできる。中国にゴルフや野球をもっと広めたいという思いもある。残り時間の少ない人生で社会貢献もしていきたい」と目を輝かせた。 ■株式会社キング・テック 2000年11月、ストレージ・バックアップ関連製品の販売会社として設立。日本と中国で量子コンピューターをはじめとする先進的なITソリューションの提案、販売を行っている。代表取締役社長の王遠耀氏は中国出身で日本に留学、日本の大学を出て、創業前は日本IBMに関係する会社に勤務していた。本社は東京都中央区日本橋堀留町。