東京駅で「恐竜王国福井県」キャンペーン 眞島秀和さんも福井を応援 10~12月の北陸観光企画前に
石川、富山、福井の北陸3県を舞台にした大型観光企画「北陸デスティネーションキャンペーン(DC)」が10月から始まるのを前に、福井県は9月25日、JR東京駅で「北陸DC直前!『恐竜王国福井県』PRキャンペーン」を実施した。29日まで、東京駅を中心に観光物産展や、レゴブロックでできた全長3メートルの恐竜の特別展示、スタンプラリーなどのイベントが行われる。 初日の25日は、東京駅改札内地下1階のイベントスペース「スクエア ゼロ」でオープニングセレモニーを開催。福井県の杉本達治知事が「3月16日に北陸新幹線が福井、敦賀まで開業して、たくさんの人に来てもらった。お盆の全国の主要駅と比べたら、福井駅が最も客が増えていた。福井に何をしに行きたいか、観光客にアンケートすると、実は『食』が1番。越前ガニ、敦賀真鯛、サバを串刺しにして食べる浜焼き鯖と、いろいろなものを楽しんでもらえたらと思う。福井の物産を東京駅で楽しみ、次は福井に2度、3度と来ていただければ」とあいさつした。 JR東日本の百瀬孝東京駅長は「福井と言えば恐竜王国。街並みには多くのモニュメントがあり、恐竜も首を長くして待っている。北陸新幹線を利用して福井に足を伸ばしてほしい」。また、北陸新幹線や福井が登場するテレビドラマ「♯居酒屋新幹線2」を主演した俳優の眞島秀和さんは「(敦賀市のソウルフード)フジバーグが大好きで、ふるさと納税で取り寄せている。ドラマで出た日本酒もいただいている。鯖江市のめがねミュージアムや、恐竜博物館に行ってみたい」と、福井への思いを語った。 続いて、前日に水揚げされ、この日の午前中に新幹線荷物輸送サービス「はこビュン」で福井から届いたばかりという「ふくい名水サーモン」などを紹介。香ばしく焼き上げられた浜焼き鯖に、3人がそろってかぶりつく姿も披露した。 北陸DCは、3県とJRグループなどが「Japanese Beauty Hokuriku ~日本の美は、北陸にあり。~」をキャッチフレーズに、魅力的な自然や食事、温泉をPR、新たな観光列車運行やツアーを企画し誘客を図る企画。今回は2015年に続き2回目となる。 福井県PRキャンペーンは次の通り。 ▽福井県観光物産展in東京駅(25~29日、午前11時~午後8時、最終日は午後6時終了。スクエア ゼロ) 新幹線荷物輸送サービスで輸送した商品や、鯖街道が日本遺産プレミアムに選定されたのを受けた関連商品、銘菓「羽二重餅」、伝統スローフード「へしこ」、福井名物「焼き鯖寿司」などを販売する。 ▽恐竜の特別展示(25~29日、スクエア ゼロ、JR東京駅地下中央通路「銀の鈴」待ち合いエリア) 福井県外初展示となる恐竜レゴブロックを展示、恐竜ベンチを設置する。 ▽恐竜足跡をデザインしたグラフィックシート掲出(25~29日、スクエア ゼロ付近) E7系新幹線型のエスカレーターからスクエア ゼロへの床に、恐竜の足跡をデザインしたグラフィックシートを掲出する。 ▽福井県観光PRイベント(28~29日、午前11時~午後6時、スクエア ゼロ) 北陸DCの情報や福井県内各市町による「とっておきの魅力」をPRする。 ▽JR東日本東京駅周遊デジタルスタンプラリー(25~29日、午前11時~午後8時) 東京駅やその周辺にある5カ所のチェックポイントでデジタルスタンプラリーを実施し、達成者には抽選で景品をプレゼントする。 ▽駅中鮮魚専門店「サカナバッカ」での福井県コラボ(25~29日、平日・土曜日午前8時~午後10時、日曜日午前8時~午後9時、グランスタ東京店・グランスタ丸の内店) 福井県産鮮魚を使った刺し身やふくい名水サーモン三色丼を販売する。