音信不通…女性会社員、6935万円を失う マッチングアプリで男性と恋愛「一緒にいて離れない」2カ月ほど連絡し異変 女性が16回も送金したら、アカウント消滅…被害届を出した56歳
埼玉県警東入間署は2日、交流サイト(SNS)型ロマンス詐欺で、新座市の女性会社員(56)が現金6935万円をだまし取られたと発表した。 恋愛した女性、2153万円を失う 夢中になったマッチングアプリの相手、正体は夫婦だった「両替しただけ」
同署によると、2月26日から約2カ月にわたり、マッチングアプリで知り合った50代の欧米系男性を装った人物から「将来一緒にいて離れない」などとやりとり。SNSを通じて投資を勧められ、「日本でUSDT(仮想通貨の一種)を直接購入することができないので、カスタマーサービスに連絡して日本円で両替する必要がある」「3千万円両替すれば、収益率を増加させることができる」「いつでも出金できる」などと伝えられた。 信じた女性は3月6日~4月19日にかけ、指定された口座に計16回、現金計6935万円を送金した。その後、女性は利益が出たと思い、出金しようとしたが引き出せず、アカウントも閉鎖されていたため被害に気付き、被害届を出した。署は、恋愛感情を抱かせて現金をだまし取るロマンス詐欺とみて調べている。