驚き?当然?今オフに大減俸となった大物(3)阪神の2桁投手だったが
プロ野球のオフシーズンでは、毎年のように契約更改が話題となる。その年に活躍を見せた選手が年俸アップを勝ち取る一方で、成績が低迷した選手の場合、大幅な年俸ダウンとなるケースも少なくない。そこで今回は、2023年オフに大減俸を受け入れた大物を取り上げたい。
秋山拓巳
投打:右投左打 身長/体重:188cm/101kg 生年月日:1991年4月26日 経歴:西条高 ドラフト:2009年ドラフト4位 大幅ダウン提示を受けた秋山拓巳。2024年は復活が求められる選手の一人だ。 西条高校では打者として高校通算48本塁打を記録した長打力に、本職の投手としては最速150キロを計測。将来性豊かな大型選手と評価され、阪神タイガースにドラフト4位で入団した。 ルーキーイヤーに4勝を挙げたが、以降はしばらく低迷。しかし、2017年には先発ローテションを守り抜き初の規定投球回に到達すると、同年は12勝6敗、防御率2.99の好成績を残した。 翌年からは再び苦しいシーズンを過ごしたが、2020年に11勝を挙げてチームの勝ち頭になると、翌年も2桁勝利を達成。しかし、2022年は不振に陥り、わずか1勝にとどまった。 2023年はファームで最多勝(8勝)に輝くも、一軍では勝ち星を挙げることが出来ず。オフの契約更改では50%減と厳しい結果が突き付けられた。若手の成長が著しい中、秋山は再起できるのだろうか。
ベースボールチャンネル編集部