【大学選手権】仙台大が延長タイブレークの末、九産大に4―5 ベスト8進出逃す
◆第73回全日本大学野球選手権大会▽2回戦 九産大5―4仙台大=延長11回タイブレーク=(12日・東京ドーム) 【トーナメント表】今秋のドラフト注目選手も出場 2年連続4度目出場の仙台大(仙台六大学)は九産大(福岡六大学)に延長11回タイブレークの末、4―5で敗れ、2年連続のベスト8進出を逃した。 先発の左腕・大城海翔(1年)=滋賀学園=が2回、無死満塁のピンチを招き2失点。3回、1番指名打者・平川蓮(3年)=札幌国際情報=の適時三塁打などで追いつき、7回にソロ本塁打で勝ち越されると、その裏に犠飛で再び同点に追いついた。だが、延長11回、押し出し四球などで、2失点した。その裏に1点をかえしたが、届かなかった。 「簡単なゲーム展開にならないことは予想していた」という森本吉謙監督は、継投した4投手の与四球が5だったことに「あれだけ出ると、よくこれだけのスコアになっているなと思う」と振り返り、敗因については「ストライク先行ができてないということ。当然バッターのプレッシャーも非常に高くなってくるのが全国大会。そこで自分たちのカウントがつくれなければ、苦しくなるのは当然」と語った。 この日は1年生3選手が先発。敗れはしたが、チームの伸びしろは十分にある。2安打を放ち、九産大に食らいついた新保玖和遊撃手(1年)=霞ヶ浦=は「まずは神宮(大会)に出て、そこから一つでも多く勝てるように、レベルを上げていきたい」と未来に目を向けた。
報知新聞社