【高校野球】筑波大医学部志望の札幌南・田沢叶羽が7回0封&V打 受験勉強よりも「今は野球」
◆第106回全国高校野球選手権南北海道大会札幌地区予選 ▽Aブロック1回戦 札幌南11―0恵庭南=7回コールド=(23日・札幌円山) 24年ぶりの夏甲子園出場を目指す札幌南が、恵庭南に快勝し2回戦に駒を進めた。筑波大医学部志望で、投手転向半年の秀才エース・田沢叶羽(3年)が7回2安打無失点。打っても3回に決勝打となる右前適時打を放った。 最終7回の投球練習中に右足ふくらはぎをつるアクシデントもあったが「こんなところで痛いとか言ってたらダメなんで」と続投。最速136キロの直球を中心に7三振を奪い、最後までスコアボードに0を並べた。 左投げでも120キロ近い球速をマークする。両投げのグラブを所有し、練習試合で試したこともあるが「あまり上手くいかなかったんで、(公式戦での左投げ解禁は)ないです」と苦笑い。将来スポーツドクターを夢見る右腕は「今は野球。後悔したくないんで」と、この夏は受験勉強を封印し、最後の高校野球に全てを捧げるつもりだ。
報知新聞社