44年もの時を経て堂々復活! 新世代「スカウト」はフォルクスワーゲンの下SUVとピックアップの2モデルで展開へ
フォルクスワーゲングループは、米国の自動車ブランドである「スカウト」を電動化して復活させると発表した。スカウトが復活を遂げるのは44年ぶりとなるが、同社はサポーターへの感謝を示している。2023年、フォルクスワーゲン(以下VW)傘下の「Scout Motors」(以下スカウト)は、電動モデルブランドとして復活することを発表したが、このたび新型「スカウト」のティザーイメージが公開された。 【比較】電動化される新型スカウト、SUVとピックアップのシルエットの違い スカウトは、インターナショナル・ハーベスター・スカウトが1960年から1980年まで製造したモデル。ブランドとしては2021年のナビスター・インターナショナルとの合併を経て、「スカウト」復活へ向け始動していた。 ピックアップトラックとSUVのシルエットを写したティザーイメージでは、両モデルとも突き出たバンパーと、グリルに水平バーを備えたフロントエンドを備えているようだ。 2台は比較的平らなボンネットを持っており、これはフォード「ブロンコ」のボンネットを彷彿とさせる。その他の詳細は判別しにくいが、SUVはレンジローバー風のシルエットと、目立つバンパーを備えた角張ったリアエンドを備えていることがわかる。一方のピックアップトラックは、より平らなルーフとクルーキャブ構成になっているほか、かなり大きなベッドと直立したリヤウィンドウも確認できる。 詳細はまもなく明らかになるが、同社は支持者とコンタクトを取り「スカウト精神を世代から世代へと燃やし続けた」ことに感謝するとともに、新世代EVブランドは彼らなしでは実現できなかったと語っている。 その感情は「アンコール」と名付けられたプロモーションビデオにも反映され、「これは過去44年間スカウトの灯火を背負ってきた『情熱的な製作者、夢想家、修復家のコミュニティ』に敬意を表したものだ。この動画には新しいモデルは登場しないが、懐かしさがいっぱいで我々が継承したい魂が映されている」と締めくくっている。 新型スカウトの生産は2026年に開始される予定。また、関係者は以前、価格が5万ドル(約750万円)前後からになる可能性があると示唆していた。もしこの目標を達成できるなら、ライバルとなるGMC「ハマーEV」ラインナップを大幅に下回り、競争力が高められるだろう。
APOLLO