多くのクラブが興味を示すMFデューズバリー・ホール プレミア昇格を逃した場合、今夏のレスター退団が濃厚か
レスターは現在2位
レスターに所属するMFキアナン・デューズバリー・ホール(25)は現在、多くのクラブが注目している選手だ。 英『90min』によると、デューズバリー・ホールにはマンチェスター・ユナイテッドやブライトン、ブレントフォードといったクラブが興味を示しているようだ。ブレントフォードはプレミア残留を果たすことが前提となるようで、ユナイテッドはカゼミロが退団する可能性があり、中盤の補強を視野に入れていると考えられている。 ブライトンは今冬に2000万ポンド(約38億円)のオファーを提示したが、レスターが提示した4500万ポンド(約86億円)を大きく下回ったこともあり、移籍は実現していない。しかし引き続き関心は続いており、今夏にも再び獲得に動く可能性があるという。またデューズバリー・ホールはレスター時代のチームメイトであるMFジェイムズ・マディソンと仲が良く、トッテナムとの関係性も噂されているが、トッテナムは現状、チェルシーのコナー・ギャラガーへの興味が強いようだ。 レスターはイングランドの実質2部であるチャンピオンシップで10ゴール12アシストを記録する同選手を引き留めたいと考えているが、今夏には売却を余儀なくされる可能性があることを受け入れているとのこと。 さらに同メディアによると、デューズバリー・ホールとの契約には少なくとも4000万ポンド(約76億円)以上は必要となるが、レスターがプレミアリーグ昇格を逃してしまった場合、より安い金額で退団が可能となる紳士協定が結ばれているようだ。そのため2500万ポンド(約48億円)ほどで獲得できる可能性もあると、同メディアは伝えている。 レスターは現在イングランドの実質2部であるチャンピオンシップで2位につけており、現在は自動昇格圏内にいる。首位リーズとは勝ち点が同じであるが、3位のイプスウィッチとの勝ち点差はわずか1となっており、上位3チームは混戦を極めている。3位になってしまうと6位までの4クラブでのプレイオフを勝ち抜く必要があり、よりプレミア昇格のハードルは高くなってしまう。 チャンピオンシップで輝きを放ち、すでに多くのプレミアクラブが獲得を狙っているデューズバリー・ホール。レスターがプレミアリーグ昇格を逃した場合、同選手の退団は加速されるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部