滋賀学園・脇本「やり返そうと」意地の完封 初戦四回途中降板のリベンジ 上げた変化球の精度
「全国高校野球選手権・2回戦、滋賀学園5-0花巻東」(13日、甲子園球場) 背番号「1」の意地をみせた。滋賀学園・脇本耀士投手(3年)が滋賀大会決勝・綾羽戦以来の完封で3回戦進出へ導き「すごくよかった。100点です」と照れ笑いで自己採点した。 【写真】花巻東 佐々木麟太郎がスタンドで母校の応援 米国留学から帰国中 大会初日第1試合で先発も、有田工に打ち込まれ四回途中で降板。「いい結果を残せなかったのでやり返そうと思っていた」と悔しさをこの試合にぶつけた。2回戦までの5日間で緩いスライダーを調整するなど変化球の精度を上げた。6安打を浴びながらも8三振を奪い「1番を背負っているからには柱になろうと思っていた」と会心のピッチングを披露した。 山口達也監督(53)は「捕手の杉本(晴基)の主導でよく修正した。次も気持ちを新たに万全で臨みたい」とバッテリーをたたえた。