舞台裏の仕事楽しい 富山県高岡文化ホール、子どもが照明・音響体験
富山県高岡文化ホールの「新発見 どきどきわくわく劇場体験」が17日、高岡市中川園町の同ホールで開かれた。子どもたちがバックヤードを見て回り、舞台進行や機器の操作など公演を支える裏方の仕事に触れた。 舞台公演の魅力を伝え、ホールを身近に感じてもらおうと初めて企画。県内の小中高生約15人と保護者が3部に分かれて参加した。 高木智裕副主幹の案内で、普段は立ち入ることができない調光室や音響室、舞台袖を見学。それぞれの役割や機器の操作方法を教わった。オーケストラピットに入り、昇降も体験した。 参加者は舞台監督、照明、音響、ピンスポットの中から興味のある仕事を選び、担当者から指導を受けた。実際に殺陣のパフォーマンスに合わせ、舞台監督役はスタッフに指示を出したり、操作盤のボタンを押して幕を上げ下げしたりしたほか、開演を知らせるアナウンスを担った。富山西高校1年の滝脇悠斗さん(16)は「責任ある仕事で興味が湧いた」と話した。
照明を担当した高岡西部小学校5年の二上詩帆さん(11)は「タイミングが難しかったけど楽しかった」と笑顔を見せた。