真似しすぎでしょと言われたけど…[本家取り]してヒットしたクルマとイマイチだったクルマ5選
■オリジナル超えはならず、でもやっぱり似ている?
●後発/ダイハツ ブーン(スポルザ リミテッドパッケージ)→本家/BMW ミニ・ジョンクーパーワークス ダイハツが自社製のコンパクトカー・ブーンの上級グレード・シルクに、スポーツ志向の強いエクステリアを装着するバージョンのスポルザ リミテッドパッケージを登場させたのが2017年。 そしてちょっとクルマに詳しい人は、このモデルがBMWのミニ・ジョンクーパーワークスによく似ていることに驚いた。 スポルザ リミテッドパッケージがジョンクーパーワークスを意識していたのは一目瞭然だが、似ているのは外観のみで、両車の中身はかなり違っていた。 しかし、本家がメジャーすぎるためか、スポルザ リミテッドパッケージの本家超えはならなかった。 ●後発/トヨタ MR-2→本家/ポルシェ ボクスター トヨタのミドシップライトウエイトスポーツのMR-Sは、かつて人気を集めたMR2の事実上の後継車として1999年にデビューした。 基本コンセプトはMR2を継承したが、ヘッドライトはMR2のリトラクタブル式ではなく埋め込み式に改められた。 そんなMR-Sは、登場直後から「ポルシェのボクスターに似ている」といわれることがあった。 ボクスターはポルシェが1996年にリリースしたモデルであり、同社では久々のミドシップレイアウトを採用していた。 つまり、MR-Sのレイアウトはボクスターと同じということになる。 実際のサイズはボクスターの全長4315mm・全幅1780mmに対してMR-Sは全長3895mm・全幅1695mmとひと回り小さく、エンジンの最大出力もボクスターの204psに比べると140psと控えめだ。 MR-Sはコストパフォーマンスの高さや高い運動性能が評価されたものの、後継モデルを生み出すことはなく2007年に生産が終了。 対するボクスターは、4代目モデルが現役で世界の公道を元気に走っている。