【高校バスケ】京都精華学園が3連覇王手 精華女子を2点差退け山本綱義監督「君たちの力だよ」
<ウインターカップ2024全国高校バスケットボール選手権:京都精華学園72-70精華女子>◇27日◇女子準決勝◇東京体育館 京都精華学園が精華女子(福岡)を破り、4年連続となる決勝進出を決め、3連覇に王手をかけた。 第1クオーター(Q)は相手の3点シュートを4本浴びるなど、19-27で8点差をつけられた。 それでも第2Qには、191センチのナイジェリア留学生ユサフ・ボランレ・アイシャット(3年)を軸とした攻撃で、10連続得点するなど息を吹き返し、44-43と逆転して折り返した。 第3Qも一進一退の攻防が続き、59-57と京都精華学園のリードで最終第4Qへ。 第4Qは、桃井優(3年)の3点シュートで先制。一時8点差まで広げたが、精華女子も粘りを見せ、残り43秒で3点差まで詰められる。それでも最後は女王の意地を見せ、逃げ切った。 大会3連覇、そして全国総体、U18日清食品トップリーグとの「2年連続3冠」という偉業まであと1勝に迫った。山本綱義監督(74)は「ウインターカップ3連覇は結構重くてね。でもベスト4まできたら君たちの力だよ、と。ここにきて大きく乗り越えてくれた。成長してくれた」と笑顔で選手たちをたたえた。