ストレスを軽減させ、心に余裕を作る「やらないことリスト」の作り方
「やらないことリスト」の具体的なつくり方
より効果の高い「やらないことリスト」をつくるには、自らの1日の行動を書き出すところからやってみましょう。自分の行動を客観的に分析することで、「このルーティーンはやめようかな」と決めることができます。 また、その日に起きた出来事に対して、それはよかったのか、悪かったのかということも決めてみましょう。それが対外的なものであっても、自分の意欲やエネルギーを減らしてしまうものを把握し、減らすことができれば、自分が心地よく感じる感覚を増やすことができます。 私も意識して「やらないことリスト」をつくっていますので、ここで少しだけご紹介しましょう。 ・満員電車に乗らない →疲れてしまうしストレスなので、時間をずらしたり、ルートを変えたりしました。 ・夜更かししない →夜に動画を見すぎないように、書き出して意識して睡眠時間を確保しました。 ・楽しくないことはしない →おかげで楽しくない環境やストレスがたまる仕事を減らすことができました。 ・自分がしなくていいことはしない →これを明確にすることによって、自分の得意分野に時間を使えています。 ・キャパを超える仕事はしない →1日のアポを3つ以内に制限し、一つ一つの仕事に集中することができました。 ・無理をしない →精神的に疲れることや、肉体的に動けなくなってしまうことも減りました。 ・マイナスなことばかり言う人と関わらない →前向きでお互いを尊重できる人との関わりが増えました。 ・マウントを取る人と絡まない →これも多くのよい人間関係をさせてもらえるきっかけになりました。 このように「そんなことか」と思えることで大丈夫です。この「そんなことか」を書き出すことが、自分の行動を変えていく第一歩になります。リストをつくることで、明らかに関わる人や仕事の質が変わっていくのです。 手帳に「やることリスト」だけをどんどんつくってしまうと、やがて「つくりすぎ」になってしまい、ストレスが増えて、時間も奪われます。「やらないことリスト」をつくることで、やりたいことに時間を割くことができるようになるので、ぜひ手帳で実現させてもらえたらうれしいです。
石津ヒロシ(文房具ソムリエ)