和太鼓の日本一決定戦、埼玉で開催 一般の部は岐阜の保存会が優勝
和太鼓演奏の日本一を決める恒例の「太鼓祭2024第16回日本一決定戦」(毎日新聞社、日本太鼓協会主催)が15日、さいたま市大宮区の大宮ソニックシティ大ホールであった。観客らは息の合った組太鼓の演奏や、大太鼓の豪快なバチさばきに歓声を上げた。 組太鼓一般、同ジュニア、大太鼓の3部門に、各地区から選ばれた13団体と個人3人が出場した。組太鼓一般とジュニアの各部は特別審査員と会場の観客の投票を合計し、大太鼓は特別審査員の投票により、それぞれ順位が決まった。 組太鼓一般の部は、07年から活動する「各務原太鼓保存会」(岐阜)が優勝。同ジュニアの部では、和太鼓教室で選抜された小学3年~中学3年による「転輪太鼓 風雲児 風組」(愛知)が優勝し、いずれも22年の第14回大会に続く日本一の栄冠をつかんだ。大太鼓の部では、和太鼓を始めて約20年という石川哲大さん(長野)が優勝した。【伊藤直孝】 結果は次の通り。(敬称略) <組太鼓一般の部>優勝=各務原太鼓保存会(岐阜県各務原市)▽準優勝=日本航空高校 太鼓隊(山梨県甲斐市)▽審査員特別賞=城西大付属川越高校 和太鼓欅(けやき)(埼玉県川越市) <同ジュニアの部>優勝=転輪太鼓 風雲児 風組(愛知県春日井市)▽準優勝=伊奈町綾瀬太鼓(埼玉県伊奈町)▽審査員特別賞=各務原太鼓保存会ジュニア(岐阜県各務原市) <大太鼓の部>優勝=石川哲大(長野県伊那市)▽審査員特別賞=鈴木伸(千葉県市川市)