再興の象徴、2品種採用 わくら千年桜プロジェクト、1日植樹式 ヤエベニオオシマとミクルマガエシ
七尾市和倉温泉を桜で彩る「能登半島復興 わくら千年桜プロジェクト」で、10月1日の植樹式に2種類の品種が採用される。湯(ゆ)っ足(た)りパークには塩害に強いヤエベニオオシマ、大正天皇が滞在した国登録文化財「御便殿(ごべんでん)」がある曹洞宗(そうとうしゅう)青林寺の周辺には、後水尾天皇が美しい花に見とれたことが名前の由来であるミクルマガエシを植樹し、和倉復活と能登再興のシンボルにする。 当日は市制施行20周年に当たり、茶谷義隆市長や蓮實進日本さくらの会理事長、和倉温泉の関係者らが足湯施設がある「湯っ足りパーク」に60本を植える。和倉小5、6年生、和倉こども園の年長児も協力し、和みの丘公園、中町公園に計40本の苗木を植樹する。 プロジェクトは北國新聞社が特別協力し、市や和倉温泉の観光協会、旅館協同組合、商店連盟の代表ら13人の委員で実行委員会を構成している。毎年、植える桜を増やして将来的に千本とする計画にしている。