“逮捕状”の画像送り付け現金を要求 藤枝市の男性が詐欺で2400万円被害(静岡)
10月3日から5日にかけて、静岡県藤枝市に住む70代の男性が、警察官や検察官などを名乗る男から、現金あわせて2400万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。 被害にあったのは、静岡県藤枝市に住む無職の70代の男性です。 警察によりますと、9月28日から10月5日までの間、男性の自宅に複数回にわたり、クレジット会社社員や警察官、検察官などを名乗る男から、「口座が不正利用されている」「逮捕状が出ているから、調査を無視すると逮捕される」などと電話がありました。 さらに、男性の携帯電話には、逮捕状のような画像が送られてきたほか、「マネーロンダリングがあったので、口座を整理してください」などと言われたため、10月3日、口座預金をまとめ、指定された口座に現金1200万円を振り込んだということです。 また、この男性は、電話の指示に従って、10月3日と5日には、藤枝市内で金融庁職員を名乗る女に現金600万円を2回手渡し、合わせて現金2400万円を騙し取られたということです。 男性は10月5日、女に現金を手渡した後に怪しいと思い、警察に電話したことで、詐欺が発覚したということです。 警察は、「警察が金の振り込みを指示することは絶対にありません」「逮捕状の画像をメールなどで送信することは絶対にありません」と注意を呼び掛けています。