新コーチに聞く 阪神・小谷野打撃チーフコーチ「全員がリーダーになっているチームが強い」「一緒になって成長していけるスタンスで」
「いろいろ何か変化をもたらそうとしたときに、欠点の方に目が行きがちになっちゃうんですよね、人間って。そうじゃなくて、やっぱり長所の方っていうか、いいところの方に目を向けられるようにというのは本当に心がけているところでうす」
ーー悪いところばかり見ると選手は
「やりがいを感じなくなるんじゃないですかね。物事に取り組むにあたって、絶対、選手も今日終わって、明日こうやってやろうかなってテーマを持って、次の日に臨んでくるところがあると思います」
ーー藤川監督はコミュニケーションを大事にする
「そこが一番大事なんじゃないですかね。やっぱり人間関係が一番重要になってくるので。一緒の目線になって取り組むということを、年齢関係なくしていかなきゃいけないかなと思います」
■小谷野 栄一(こやの・えいいち) 1980(昭和55)年10月10日生まれ、44歳。東京都出身。創価高から創価大を経て2003年ドラフト5巡目で日本ハム入団。10年に打点王。三塁手としてベストナインを1度、ゴールデングラブ賞を3度受賞。15年からオリックスでプレーし、18年に引退。19年は楽天で1軍打撃コーチ、20年から今季までオリックスで打撃コーチを務めた。通算1394試合出場、打率・264、71本塁打、566打点。177センチ、88キロ。右投げ右打ち。背番号「83」