【ライブレポート】日向坂46四期生出演『ひなパレLIVE』初日公演が、笑いあり涙ありの感動のライブに
■「ひな壇でみんなの歌を聴いてて、ほんとに最高で、みんな大好きってなっちゃって。愛が溢れまくりのライブでした」(日向坂46宮地すみれ) 【画像】MCを務めた3時のヒロインと日向坂46四期生 10月5日、有明アリーナにて『日向坂ミュージックパレードLIVE』の初日公演が行われた。 このイベントは、日向坂46の四期生が出演する音楽バラエティ番組『日向坂ミュージックパレード』(日本テレビ系)のリアルライブ版として開催されたもの。カラオケでも人気のある最新ヒットソングを、四期生のメンバーが観客の前で生歌唱するという貴重なライブになった。また、進行を務める3時のヒロインや、ゲストのはなわ、そして日向坂46三期生の高橋未来虹(「高」は、はしごだかが正式表記)も登場し、会場を盛り上げた。 最初の曲は、MAISONdesの「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」。石塚瑶季、清水理央、藤嶌果歩、山下葉留花が、ハイテンションで歌う。曲中で高速ラップを披露した藤嶌は、「ライブ会場ってなるとテンションが上っちゃって、ライブバージョンで「えい!」って歌いました」と語った。次の曲はYouTubeで2,000万回以上再生されているP丸様。「ときめきブローカー」。正源司陽子と平尾帆夏の仲良しコンビ「源平合戦」が、元気よく会場を盛り上げた。 ユニットで魅せたあとは、メンバーがソロで歌うコーナー。まずは花澤香菜の人気アニソン「恋愛サーキュレーション」を、“猫キャラ”の石塚がキュートに歌う。続いて、ホフディランの楽曲を森七菜がカバーした「スマイル」。番組ではラップ好きで知られる竹内希来里が、笑顔で会場をホッコリさせた。モデル系美少女の小西夏菜実は、ストリーミング再生1億回以上のOmoinotake「幾億光年」を大人っぽく歌い上げる。そして石塚、平尾をバックダンサーに、宮地すみれがオーイシマサヨシ「オトモダチフィルム」を歌唱。しなやかなダンスと、普段より艶のある声で会場を魅了した。MCでは、数千人の観客の前で初めてソロで歌った小西が「今までにないくらいの震え方をしました」と明かした。 ソロ歌唱のコーナーはまだまだ続く。普段は天然キャラの山下が、HYの「366日」を熱唱。番組でこの曲を披露した際はパフォーマンスに納得がいかず、楽屋で号泣していたというが、見事に最後まで歌い上げ、観客の大歓声を受けた。次は最年少のしっかり者・渡辺莉奈がヨルシカ「ヒッチコック」をクールに歌う。そしてアニメ『ラブライブ!』の熱狂的なファンの平尾が、μ’s「Snow halation」を思い入れたっぷりに歌唱。会場のファンは、アニメの演出に合わせてオレンジ色のサイリウムを掲げた。このソロコーナーの最後を飾ったのは、四期生の歌姫・藤嶌。いきものがかり「気まぐれロマンティック」で、甘酸っぱい歌声を披露した。 ここで「S・A・G・A」という特徴的な出囃子が流れ、スペシャルゲストのはなわが登場。誰もが知る持ち歌「佐賀県」をベースで弾き語りし、会場のファンと「S・A・G・A さが」とシンガロングした。番組でもガッツ石松の「伝説の男」の四期生版「伝説の四期」をメンバーたちと披露したはなわは、イベントのために「伝説の四期」のニューバージョンを制作。メンバーたちの口から、次々と四期生の秘話が語られた。 そして、初日の先輩ゲストとなる三期生の高橋未来虹が登場。身長170センチでパフォーマンスにも定評のある、グループいちの「モテ女」高橋が、普段から正源司や竹内の頭をポンポンしたりと、次々と四期生を虜にしているというエピソードが明かされた。そんな高橋は、世代を超えた名曲、ポルノグラフィティの「アゲハ蝶」を力強く歌った。 さらに、四期生と3時のヒロインが一緒に°C-ute「Danceでバコーン!」をパフォーマンス。ハロプロ屈指の名曲で踊りながら、ステージ上でハイタッチするなどして弾けた。ラストは石塚が「四期生のテーマソング」だと、かねがね言っているGreeeen「キセキ」を、平岡のグッズも掲げながら「11人」の四期生全員で熱唱。以前、メンバー間のグループラインの名前を「四期生(キセキ)」に勝手に変更したとメンバーに暴露されるほどキセキに思い入れがある石塚は、ステージで「四期のみんなとGreeeenさんの“キセキ”をずっと歌いたかった」と涙。四期生が肩を組んで歌う姿に、3時のヒロインのゆめっちも涙を流して聴き入った。 ここで『ひなパレLIVE』は終了。おなじみの日向坂46のオーバーチュアとともに、『日向坂46 LIVE』のパートへ。1曲目は最新の四期生曲「夕陽Dance」。センターの渡辺を中心に、グルーヴィーなダンスを披露した。歌唱後、渡辺は「“夕陽Dance”披露して、体もホットホット」と紅潮した顔で語った。続いて正源司がセンターを務める四期生曲「シーラカンス」。そして4月に開催された『5回目のひな誕祭』以来、すっかり小西のセンターが板についた日向坂46のシングル表題曲「月と星が踊るMidnight」。さらに小西センターの四期生曲「雨が降ったって」に繋げた。 MCでは、4月の放送スタートから半年間にわたって放送されてきた番組のことを振り返る。小西は、正源司が福田麻貴に進路相談をしたことなど挙げ、3時のヒロインとメンバーの関係を「生徒と先生のような関係」と表現した。 日向坂46のライブ後半は、正源司がグループの初センターを務めた「君はハニーデュー」を四期生バージョンで披露。会場からは「イエー!」という大コールが起きた。そしてライブには欠かせない四期生のぶち上げ曲「見たことない魔物」。センターの藤嶌をはじめ、若さが弾けるパフォーマンスで会場を盛り上げた。 ここで、いったんライブが終了。「日向坂」「四期生」というアンコールを受けて再びステージに登場したメンバーたちが、この日のライブの感想を語り合う。宮地は「ひな壇でみんなの歌を聴いてて、ほんとに最高で、みんな大好きってなっちゃって。愛が溢れまくりのライブでした」と思いを打ち明けた。また、配信でライブを観ているという平岡海月に、会場にいる全員で「みっちゃーん」と呼びかけるなど、絆の強さを見せた。 最後に歌った楽曲は、グループのデビューシングル表題曲「キュン」。藤嶌をセンターに、メンバーたちが「好きだよー!」と元気に声を上げると、観客も大歓声で応える。曲終盤からは3時のヒロインも合流。キレキレなパフォーマンスで、メンバーとともにファンを盛り上げ、ライブを締めた。 日向坂46の四期生が、グループの楽曲ではない最新ヒットソングを歌うという、ここだけでしか観られないイベント『ひなパレLIVE』。普段の彼女たちのライブとは違うバラエティ番組仕立てのステージだったが、笑いあり涙ありのプレミアムなものになった。6日の昼公演はAMEMIYA、富田鈴花(日向坂46)、夜公演はテツandトモ、加藤史帆(日向坂46)が出演する。さらに、四期生たちが歌う楽曲もすべて別のものになる。まだ会場チケット、配信チケットが販売中なので、迷っている人はぜひチェックしよう。 <セットリスト> M1 MAISONdes「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」(石塚瑶季、清水理央、藤嶌果歩、山下葉留花) M2 P丸様。「ときめきブローカー」(正源司陽子、平尾帆夏) M3 花澤香菜「恋愛サーキュレーション」(石塚瑶季) M4 森七菜「スマイル」(竹内希来里) M5 Omoinotake「幾億光年」(小西夏菜実) M6 オーイシマサヨシ「オトモダチフィルム」(宮地すみれ、石塚瑶季、平尾帆夏) M7 HY「366日」(山下葉留花) M8 ヨルシカ「ヒッチコック」(渡辺莉奈) M9 μ’s「Snow halation」(平尾帆夏) M10 いきものがかり「気まぐれロマンティック」(藤嶌果歩) M11 乃紫「全方向美少女」(山下葉留花、渡辺莉奈) M12 重音テト「人マニア」(正源司陽子、小西夏菜実、宮地すみれ) M13 SHISHAMO「僕に彼女ができたんだ」(清水理央、竹内希来里) M14 ポルノグラフィティ「アゲハ蝶」(高橋未来虹) M15 °C-ute「Danceでバコーン!」(3時のヒロイン、日向坂46四期生) M16 Greeeen「キセキ」(日向坂46四期生) 日向坂46 LIVE M1 「夕陽Dance」 M2 「シーラカンス」 M3 「月と星が踊るMidnight」 M4 「君はハニーデュー」 M5 「見たことない魔物」 EN1 「キュン」 イベント情報 『日向坂ミュージックパレード LIVE』 10/05(土)東京・有明アリーナ 10/06(日)東京・有明アリーナ
THE FIRST TIMES編集部