Skaai、MIZがスペシャルライブを披露! 話題の施設「ハラカド」で公開収録イベントを開催。ライブ音源のアーカイヴ配信中
ラジオ局J-WAVE(81.3FM)は5月11日(土)、毎週月曜~木曜夕方に放送中の番組『GRAND MARQUEE』(月-木 16:00-18:50)の公開収録イベント「J-WAVE GRAND MARQUEE SPECIAL SHOWCASE supported by Levi’s®」を、原宿に誕生したばかりの新施設、東急プラザ・ハラカドで開催いたしました。 ハラカドは、ポッドキャストスタジオ兼アートギャラリー「J-WAVE ARRTSIDE CAST」があり、J-WAVEにもゆかりがある場所。今回はそんなハラカド3Fの「BCBC」にて、スキルフルなラップとソウルフルな歌唱を聴かせるアーティストSkaai、MONO NO AWAREの八丈島出身の玉置周啓と加藤成順によるアコースティックユニット、MIZの2組を迎え、スペシャルショーケースライヴをお届けしました。ここでは、本イベントのレポートをご紹介します。
【Skaai レポート】
『GRAND MARQUEE』は夕方の番組ということで、「ギリギリこんにちは」というオリジナルの挨拶が定番。この日の「J-WAVE GRAND MARQUEE SPECIAL SHOWCASE supported by Levi’s®」はお昼開催だったため、番組のナビゲーターであるタカノシンヤ&セレイナ・アンは「めちゃくちゃこんにちは」「がっつりこんにちは」とアレンジしてイベントをスタートさせた。MCを務めるのは、J-WAVE『GRAND MARQUEE』でナビゲーターを務める、タカノシンヤとセレイナ・アンのふたり。今回のイベントは、「Levi’s® Music. Denim. Customize.」開催をセレブレイトしたということもあり、デニムアイテムを着用しているふたり。音楽だけでなく、ファッションも楽しめるイベントだ。 1873年5日20日にLevi’s®ブランドがリベットで補強したパンツの特許を取得し、世界で初めてのジーンズ、501®のルーツが誕生したことに触れ、この記念すべき日をブルージーンズの誕生日“501® DAY”と称し、毎年セレブレイトしていると説明するセレイナ・アン。今年で151年目を迎えることに対して、タカノシンヤが「鎌倉幕府よりも長い!」と歴史ウンチクを投下すると、会場では驚きの声とオーディエンスの笑みで包まれる。 軽快なトークで会場の空気を温めると、オーディエンスお待ちかねのライブの時間がスタートする。最初に音を鳴らしてくれるのは、スキルフルなラップとソウルフルな歌唱を聴かせるアーティストSkaai。この日は、初となる4人編成でのライブ。メンバーを率いて、ステージに登場すると会場からは大きな歓声が上がった。 Skaaiのスペシャルなライブは、フリースタイルのセッションからスタートした。メンバー各々がグラスを片手に音を奏でる、自由でチルな雰囲気が会場には流れる。ループを続けるサウンド、そんな音に揺られながら、Skaaiは自由に歌唱する。求心力を持ち、力強い彼の歌声にオーディエンスは身体を委ね、心地よさそうに揺れている。この日初となるセットでのライブは、4人が顔を合わせながら、まるで自宅の一角のような空間で極上の音を鳴らし続けている。スペーシーながらソウルフルな演奏のなか、Skaaiは小気味に歌う。即興のリリックに「J-WAVE」「Levi’s®」「501®」と混ぜ込みながら、パフォーマンスする極上のステージ。もちろんオーディエンスもノリノリだけれど、ステージにいる4人がいちばん楽しそうにしている。時折、目配せをして笑みを溢しながら、自由自在に1曲目のセッションをやり遂げると、「Skaaiです」と挨拶。特別な編成について触れると、「この日を楽しみしていました、皆さんも楽しんでください」と話す。続けて披露された「Redbone」。チャイルデッシュ・ガンビーノのカバーソングがスタートすると、会場は大きな歓声に包まれる。ソウルフルに歌唱するSkaaiに呼応するかのように鳴り響くyuya saitoのギターの音色。ミニマルなセットながらもグルーヴィーなアレンジでオーディエンスを魅了すると、続けて「FLOOR IS MINE」を投下。流れるようにフロウとライムをかます、Skaai。意表を突く曲の展開に会場からは、「HEY!!」と声が上がる。 会場の一体感が増したところで、Skaaiは今回のメンバーについて話を始める。相棒であるuin、そして現在一緒に生活をしているという、TRIPPYHOUSINGの2人。yuya saitoのことを「人生が音楽みたいな奴ら」と紹介。4曲目に披露した「OHAYO」は、yuya saitoとAlex Stevensと一緒に制作したものだという。確実にオンタイムな音像ながら、どこか懐かしい。〈おはよう〉と優しく語りかけるように歌唱するSkaaiのその声にオーディエンスは酔いしれている。「ゆるいね~。情緒がおかしいセットリストだと思うけど、次で最後の曲です」と発してスタートした「Nectar.」。Skaaiの「楽しもう!」という声に呼応するかのようにオーディエンスは身体を心地よく揺らしている。特別な編成で極上のパフォーマンスを魅せてくれたSkaai。会場からは大きな拍手が送られ、第一部のライブパートは幕を閉じた。 ライブ後は、タカノとセレイナを交えてトーク。TRIPPYHOUSINGでの生活や、「特別なショーにしようと思って」と初編成の手応えについて話すと、トークはSkaaiの衣装の話へ。この日のSkaaiは、上下オールLevi’s®。デニムにTシャツをタックインした洗練されたスタイリングだ。着用するデニムは、この日のためにカスタマイズしたもの。シンプルなディテールながら、金色の刺繍で「0000」と刻まれたオリジナルなデニムについて、「この意味はじきに分かると思うんですが、来週には分かります。ぜひチェックしてください」と語り、オーディエンスはその言葉に歓声をあげる。「親からお前はお尻がデカいからデニムは似合わないと言われて……」とデニムを敬遠していたSkaaiだが、「大人になってからデニムもいいなと思って、今回はすごくテンションが上がった。穿き倒します!」と宣言し、トークパートは終了。最後は、スタイリストの地蔵も参加しての記念撮影。この場にいる誰よりも個性的な地蔵の風貌にオーディエンスは笑みを溢し、第一部は幕を閉じたのだった。