（写真：熊本日日新聞）

　熊本県阿蘇市は本年度から、ふるさと納税の返礼品として野焼き体験ツアーを始める。市教育委員会などが小中学生を対象に2月に開催した持続可能な開発目標（SDGs）がテーマの意見発表コンテストで、最優秀賞となったアイデアを実現した。 　寄付金額は2万4千円。野焼きがある2～3月、1泊2日で実施する。初日は同市でオリエンテーションと実務研修。2日目に牧野で野焼きを体験する。阿蘇までの交通費や宿泊費は自己負担。各ふるさと納税サイトで申し込む。 　研修は、野焼き支援ボランティアを育成する公益財団法人阿蘇グリーンストック（阿蘇市）が協力する。返礼品を企画した阿蘇テレワークセンター（同市）は「旅行者でも参加できる内容にした。貴重な体験と社会貢献が同時にできる」と売り込んでいる。（宮崎あずさ）