東急不動産 ニセコのスキー場に投資加速 山頂駅に展望レストラン、リフト大型化 3年間で100億円超
東急不動産は、ニセコ東急グラン・ヒラフスキー場(後志管内俱知安町)への投資を加速させる。ニセコエリアの世界的人気は当面続くとして、今冬稼働する新ゴンドラの山頂駅を2025年には2階建てにして全面ガラス張りのレストランにするなど、26年までの3年間で100億円超を投じる。27年以降も、リフトの架け替えや緩斜面のコースを新設する構想がある。
29日に披露された新ゴンドラ(全長1677メートル)は10人乗り。シートヒーターとWi-Fiを完備し、麓から中腹へ運ぶ輸送能力は既存リフトの約1・5倍の毎時2800人となる。 来夏には山頂駅に2階を新設し、約350席の高級感あるレストランを設置。標高800メートル超から羊蹄山を正面に望む眺望を生かして、通年観光のランドマークにする。 また新ゴンドラ導入で輸送力が向上し、中腹エリアで混雑が予想されるため、来夏にはキング第3リフト(全長1357メートル)を4人から6人乗りへ更新し、26年にはエース第3ペア(全長881メートル)を4人乗りに架け替える。